傷つくこと
中学生の時、これからアメリカへ一人でホームスティをする友達に対し、
冗談のつもりで「飛行機落ちるよ。」と悪気もなく言ったことがありました。
いつもなら、そういうブラックなジョークも笑い飛ばすような友達だったのに、
彼女を泣かせてしまいました。
私には飛行機が落ちるなんてことの方があり得なかったので、
つい、そのようなことを言ってしまったのだと思います。
もちろんその後すぐに謝りましたが、自分の何気ない一言で
悪気はなくとも傷つけてしまうんだと、実感しました。
思いもしない言葉で相手を傷つけること、傷つくこと。
ある外国の方と話をしていると日本に対して厳しい意見を耳にします。
私にとっては普通のことなのですが、彼らには理解しがたいことのようです。
幸いにも、夫は日本の文化を理解し愛そうとしてくれます。
時には、彼自身が日本人であるかのように振舞う時もあります。
そんな時はとても嬉しく感じ、私も彼の国をもっと理解したいと思います。
常に自分の国と比べて、アラ探しすることは間違ったことだと思います。
日本に対しての不満を聞くと私はいやな気持ちになり、やるせなくなります。
価値観の違いは当たり前のことなのに・・・
私自身はその違いをそのまま受け入れるようにしていきたいです。
自分を曲げることなく、相手に不快な気持ちも与えることなく。
私がロンドンで生活をしていた頃、そのような経験は一度もありませんでした。
私が日本人であることが分かると皆、日本に興味を持ってくれました。
もちろん、私も「第二の故郷」と思っているくらいイギリスが大好きです。
イギリス人はとてもおおらかです。
少なくとも私の出会った人々は素晴らしいとしか言いようがありません。
彼らの文化はとても面白い。
王室のトラディショナルなものからパンク、トランスやハウスのなどの音楽に
ファッション。オーガニックな食品もしくは、その自然療法の数々。
素晴らしい医療制度や、アートに造詣が深い人が多いことも事実。
なにより、外国人に対しての偏見がないこと。
日本もそういう国になっていってほしいなと思います。
国で分けるのではなく、私達は地球人であるということをもっと認識すれば、
世界は一つになり、戦争もなくなるのではないかなぁと・・・
傷つけ合うことは間違っています。
そんな時間があるのなら、もっと世の中楽しいことがあるのだから、
そこに目を向ければいいのになと思います。
沖縄にいた頃に「1000人で三味線を弾く」というイベントを観にいきました。
1000人で弾けば、天にまで届く。
その音色は素晴らしいものでした。
沖縄は戦争の被害者です。
しかし沖縄のミュージシャン、喜納昌吉さんはこういいます。
「武器を捨てて楽器を持とう。」
その悲しみや怒りを音楽や楽しいことに変えることは
大切なことだと私も思います。
すべての人の心が幸せで平和になる日を願って。
喜納昌吉さん関連サイト
http://www.champloose.co.jp/
http://subeteno.ohah.net/